2026/04/14 14:07

知ってるようで知らない?

ラクダと東京のつながり。

実は江戸時代から、私たちはなぜかこの「コブのある不思議な動物」に心を奪われてきた歴史があります。


2026年のゴールデンウィーク、遠出もいいけれど、東京都内で「ラクダ」に会うのはいかがでしょうか?

東京とラクダの物語に迫っていきましょう🐪




🐪 江戸っ子も熱狂!

ラクダは「見世物」のスターだった


東京(江戸)に初めてラクダがやってきたのは、文政4年(1821年)。

オランダ船に乗って長崎に上陸したヒトコブラクダのつがいでした。


当初は将軍への献上用でしたが、なんと幕府が受け取りを拒否!

そこで香具師(テキヤ)が買い取り、江戸で「見世物」として公開すると、これが空前の大ヒットとなります。「これを見れば無病息災」なんて噂まで広まり、浮世絵にも描かれるほどのアイドル的存在になったのです。


🏛️ 都内の動物園とラクダの足跡

近代に入り、動物園が開園するとラクダは人気者としての地位を確立します。しかし、そこには歴史の荒波もありました。


1. 井の頭自然文化園(武蔵野市)

かつてラクダが3頭飼育されていました。しかし、1943年(昭和18年)の戦時下。空襲で檻が壊れて猛獣が逃げ出さないようにという名目で「猛獣処分」が行われ、このラクダたちもその犠牲となりました。今、緑豊かな井の頭公園を歩くと、かつてそこに砂漠の動物がいたことが信じられないかもしれませんが、平和の尊さを伝える静かな歴史が刻まれています。


2. 上野動物園(台東区)

日本最古の動物園である上野にも、古くからラクダがいました。現在はヒトコブラクダの姿を見ることはできませんが、かつては子どもたちを背中に乗せて歩く姿が人気を集めていました。




🏝️ 実は「東京都」!伊豆大島とラクダのドラマチックな関係


さて、ここからが本題です。現在、東京都内でラクダに会いたいなら、迷わず「伊豆大島」へ向かってください。


実は伊豆大島には、かつて「ラクダ」が本当に砂漠を歩いていた時代があったんです。


三原山を歩くラクダのキャラバン

昭和初期、大島は観光ブームに沸いていました。1931年(昭和6年)、三原山の裏砂漠(日本で唯一の「砂漠」と表記される場所!)を観光客を乗せて歩くために、なんとゴビ砂漠からラクダが導入されたのです。 荒涼とした溶岩の風景の中を、ラクダが列をなして歩く姿はまさに「日本のサハラ」。


徴用されたラクダたち

しかし、このラクダたちにも悲しい運命が待っていました。太平洋戦争が始まると、屈強な体を持つ彼らは軍に「徴用」され、物資の運搬に使われたり、食糧難の中で命を落としたりしたという記録が残っています。

悲しい、、、😢




🌟 GWのイチオシ!「大島公園動物園」でラクダに会う


戦後の混乱を乗り越え、昭和36年から再びラクダの飼育が始まりました。現在、東京都立「大島公園動物園」では、フタコブラクダがのんびりと暮らしています。


  • 入園料はなんと無料!

  • 日本最大級のフライングケージもあり、ラクダ以外のアニマルたちとも贅沢に触れ合えます。


今年のGW、都心の喧騒を離れて高速ジェット船で1時間45分。火山が作り出した広大な砂漠を歩き、その歴史を背負ったラクダたちの穏やかな表情に癒やされてみませんか?

江戸から続く「東京ラクダ物語」。その最新章を、ぜひあなた自身の目で確かめてみてください!🐫✨